【絵本】火の国の門番 [古都デュナルベルグ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
燃え盛る炎によって永遠に孤独な国で、たった一人待ち続ける孤独な巨人の物語。
飾り窓で飾られた物静かでどこか悲しい物語の絵本をお楽しみください。
内容は表紙+60ページとなっております。
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レビュー
火の国の門番と不死者の奇妙な友情の物語。火の国の女王の帰りをひたすら待ち、国への侵入者を拒み続ける門番ですが、
心のどこかで女王は帰って来ないことを理解している様でその辺りが物悲しい。
しかし不死者との出会いが門番に転機をもたらしました。
定期的に不死者が帰還して様々な報告をしてくれるのですが、
ずっと門の前で動かない門番にとっては世界を知る唯一の癒しとなったでしょう。
女王が自分を置き去りにした意味を最後に理解し、不死者や火の国の信者たちに見守られながらその生涯を閉じた門番に涙。
少し悲しいけど清々しい物語だった。 捨てられた国のガーディアンの話。気の遠くなるような年月を国の門番として過ごすうち、彼には一人の友達が出来るのでした。動けない門番の代わりに、新たに出来た友の従者がご主人の痕跡と、最後素敵な救いを持って来てくれるのに涙が出ました。終わりと最後の絵がとても美しい…。彼は世界の終わりまで待ち続け、友の不死者もずっとそれを見守り続けるのだろうな。 火の国の門番は決して帰って来ないと知りつも、何千年も命令を守り続けました。
真面目というレベルを優に超えてしまっているのが面白いです。
もし私が彼だとしたら、戻るのを待つのを諦めてしまう気がします。
もう一人の主人公が不死者です。
門番の願いを叶えるために旅に出るのですが、なぜかあちこちで人々を助けるという結果につながっていました。
国を興すきっかけにもなっているなど、英雄的な行動ばかりしているのが興味深かったです。
もう不死者ではなくて、勇者と呼んであげる方が正しいかもしれないなと思いました。