【絵本】ナニニカエテモ… [古都デュナルベルグ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
優しかった竜が復讐に憑りつかれるお話。
飾り窓で飾られた物静かでどこか悲しい物語の絵本をお楽しみください。
全14ページとなっております。
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レビュー
心優しき竜でしたが、救われてしまったことで負の感情も覚えてしまったと感じられました。主人公の竜は、最初迫害を受けながらも、当てもなく空をさまようだけで誰かに危害を加えるようなことはしていませんでした。
しかし、自分を救ってくれた少女を失ったとき、今まで取らなかった行動をとるようになってしまいます。
こで復讐に走ってしまうところ、少女が望んでいないと感じながらも止まれないところに、竜でありながら人間らしさを感じ、引き込まれました。 人間は幸福でなければ生きられない。一番の幸福でなくともよい、人並みでなくともよい、ただかけがえのない幸福があればよいのである。この物語はそんな「幸福」を享受する権利を巡る、一つの寓話である。
この物語は、自分が害を被らないからと一方的に他者を抑圧し、その声に耳を傾けないとどういうことになってしまうのかを端的に示している。主人公の黒い竜は、同じ黒い竜の一族から角の形状だけで排斥され、同じ竜族からは色を理由に敬遠され、ようやく人里から同じように敬遠された人間の理解者を得た。通常ならこから、物事は須らくうまくいくはずなのだ。だがこの物語は一種の残酷な寓話である。そうまくはいかなかったのだ。
一般的に、この類の話は、醜いアヒルの子というあの有名な作品のように、同族と出会って
報われるパターンが多いのだが、この物語は出だしに同族から段々と主人公の黒竜が排斥されていっている点でかなり嫌な空気感である。きっと黒い竜の一族も、竜族も、・。主人公がただ気に入らないからという軽い偏見で追い出していったのだろう。追い出すのも理不尽だが、それはまだよい。しかし排斥の原理はエスカレートしていくだろう。歯止めが効かない負の連鎖は、魔物を生み出してしまうのだ。
越えてはならない一線について、深く考えさせられる話であった。 果たしてこの話で間違っているのは誰なのか。黒い竜が間違いだと言うのなら、手を差し伸べずこんな風に狂うまで放っておいた周囲も間違っているようにも思うし、竜の肩を持ってやるべきなのか、それでも間違いは間違いと言うべきなのか。うーん。
竜の「長い髪は金貨のようにキラで、声は優しい鈴のよう」という女の子の形容が好き。 容姿が他と違うという理由だけで仲間に受け入れてもらえなかった黒い竜。
彼があてもなく彷徨うちに出会ったのは、街から追放された魔女の娘。
共通していたのはどちらも孤独であること、仲間外れになったこと、それらを癒そうとするかのように2人は親しくなっていきます。
ただ、娘には魔女の血が流れていたことから、何らかの力を持っていたようです。
画像を見るとわかるように、容姿がすごく綺麗な子でもあります。
だから、嫉妬する者がいてもおかしくない気がしました。
最後の方を読んだ後、こう思った訳です。
彼は優しくて思いやりのある竜だなって。
何しろ彼は、空を飛ぶ災いと呼ばれるようになっても決して諦めなかったのですから。 容姿が異なるため、仲間に入れてもらえなかった黒龍と、魔女の娘の物語。
当ても無く彷徨う黒龍が魔女の娘と出会い、お互い虐げられていた者同士意気投合します。しかし娘の美しさや優しさを妬んだ者たちが彼女の魂を冥界に送ってしまい・
魔女の娘を復活させるために倫理観を捨てた黒龍。もしかすると黒龍が虐げられていた理由は、その個性的な風貌に嫉妬されていたのではないかと感じました。 一个因为长相被同族抛弃的龙和一个被诅咒的少女,两个被世界抛弃伙伴互相舔伤口,然而少女的诅咒中还包含着会让她魂飞魄散,龙不愿意看到自己如此心地善良接纳自己的好友落得如此下场,它知道有一种魔法可以拯救少女的灵魂,但是需要许多人的鲜血,于是龙踏上了一条邪道开始无差别的杀害大量的人…结局也是开放结局有点意难平龙是否能成功?但这真的是那个善良少女所希望的吗?如果跟同系列的另一本的一样这只是一个骗局那可是彻头彻尾的悲剧。