【絵本】詩人と人魚 [古都デュナルベルグ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
愛する人の恋人を食べてしまった人魚のお話。
飾り窓で飾られた物静かでどこか悲しい物語の絵本をお楽しみください。
全24ページとなっております。
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レビュー
説明書きには「愛する人の恋人を食べてしまった人魚のお話。」と書いていますが、明確にそうと判断できる描写はありませんでした。ただ、人魚が人間を食べるこの世界でそれが起きていたのならば、それをヒロインの人魚が思い出してしまったのなら、ラストの展開の意味も変わってくると感じました。
人魚がシンプルにかわいのでそれだけで楽しめるのに、引き込まれるストーリーも加わって、とても読みごたえがあり面白かったです! 人魚というものに、昨今の明るいファンタジーの作風やアンデルセンの童話『人魚姫』のイメージを抱いている方は、この作品の人魚の設定に驚かれること思う。しかし、実はギリシア神話のオデュッセイアに見られるセイレンやライン川のローレライのように、人を惑わし、餌食とする性質のダークな人魚は西洋の人魚の原点に近いのである。ちょうどこの作品の人魚像はそうしたかつての人魚の物語を意識した暗めの設定になっているのである。ある種の残酷性と悲しさ、暗さを持った美しさのある物語となっている。 言い方は悪いが、レビュータイトルのような印象を受ける作品だった。人喰いゆえに、お姫様と言う土台にも立てなかった人魚。人魚ゆえに、おそらく恋人の仇であるがゆえに好きとは言えなかった男。人魚の生命を貫くのはナイフではなく、好きな男の好きな女の髪飾り。物語の終わりでこの話を悲劇と言っているが、彼が人魚を愛してくれたのは悲劇ではなく救い…と思いたい。 詩人と人魚、出会ってはいけない男女による悲しい恋物語といった印象を受けました。
海で生きる者と陸で生きる者、何らかの方法で住む世界を同じにしない限り結ばれない気がします。
何度か読み直して気づいたのですが、最初の方に人魚達の間にある掟の話が出ていました。
掟とは、人間の暮らす港まで行ってはいけないことです。
彼女の仲間達が過去に人間に恋をした人魚がいた話をしていたので、掟はその人魚が定めたのかなって思いました。
恋に陥ってしまえば、作品内に出てきた2人のように悲恋が待っています。
自身と同じ苦しみを味合わせないために、人魚と人間の恋の話を伝えると共に掟を定めたのではないでしょうか。 人間を食べる人魚が、ある日港で竪琴を弾く男性に出会い恋に堕ちます。
人魚は何故こんな場所で竪琴を弾いているのかと聞くと、男は、ある人物を待っていると悲し気に語ります。
お互い別の場所で出会っていれば、幸せになれたのではないかと思います。
男は恋人の仇故、人魚を愛してはいけないという感情。人魚は愛する者の大切な人を奪ってしまった罪悪感。人魚が最期に取った選択があまりにも悲しいですね。 届不到过去,人鱼和诗人在唱歌方面有共同点但却走向了完全不一样的结局,诗人一直在等过去的爱人在得知了真相之后选择接受,而结局究竟是出于善意的谎言呢?还是他不敢面对?这估计只有在之后的绘本客串中或许会给读者答案。