【絵本】暗殺者とアケヤの心臓 [古都デュナルベルグ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
金のためなら誰であろうと殺すという暗殺者。もし、愛する人を二度も殺すことになっても彼は殺すことができるのだろうか?
飾り窓で飾られた物静かでどこか悲しい物語の絵本をお楽しみください。
全49ページとなっております。
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レビュー
ボリュームのある内容で暗殺者の心境の変化や、決断を下した後の最後の表情など、主人公の成長がボリュームのある内容で語られていき、とても面白かったです!暗殺者が心に蓋をし続けている出来事がありますが、蓋をし続けないと気持ちが溢れてしまいそうになる出来事があると分かり、その過去の乗り越える機会が訪れたからこそ悪魔に打ち勝つことも出来たのかなと思いました。
自分自身も、思い出したくない、向き合いたくない過去があったりしますが、そこに向き合うことで暗殺者のように何かを成し遂げる事が出来るのだと思えば、今一度向き合っていこうと思えました。 ファンタジー世界の暗殺者と不死者の少女の物語を描いた作品。
絵本という形なので短いが限られたページ数で感情移入しやすく纏めてあり、その上で彼らのその後を熱く期待させる読み切り少年漫画のような爽快、感動を貰った。
物語の中での行動、思考の意味を最後まできちんと説明をつけており、納得しやすいかつ同情してしまうような絵と言葉遣いが特徴だった。
このストーリーなら短めの演劇にしても賞賛されるだろうと感じた。 この作品の主人公である暗殺者は、金で人を殺すということを信念として生きるようになった男です。そんな男が、不死者となった富豪の愛娘を死なせるためのターゲットの殺しを請け負うという導入で始まります。
この作品においては、心臓に魂(人格とか)が宿るという考え方が採用されていますので、その点を理解していないと不死者の女の子の行動や信条などのストーリーや描写の理解に支障を来すので、そこだけ把握して読んでみてください。 暗殺者と暗殺者が殺すターゲットの少女の話。暗殺者が不死者を殺すってストーリーは面白いですね。途中でうっかり寝すぎて娘から目を離しちゃった、ってなるところは少し抜けて可愛くて笑っちゃいました。少女の両親はどちらも良い人なのが想像出来るので、それだけに堕ちてしまった蛮行が悲しいですね。一家で互いを想っているのに、それぞれの願いは重い。
最後のページの回想に皮肉が効いていると思いました。切ない。 少女は生来病弱だったらしく、どの医者も手の打ちようがなく諦めたとありました。
それでも大事な我が子には違いないので、両親は少しでも長く生きさせるために悪魔と契約を交したそうです。
もし私が両親のどちらかだとすれば、やはり子供は大事な存在でもありますし、同じことをする気がします。
少女の母の行動もエスカレートし過ぎていますけど、最愛の我が子のためですし、気持ちはよく分かります。
これが暗殺者に依頼が舞い込むきっかけにもなったのですが、この人も気の毒だなって思いました。
暗殺者になるためにやったこと、悪魔になった人を倒してと少女にお願いされたことなど、これらを見てそう感じました。 凄腕の暗殺者の男と、とある理由でアンデッドになってしまった少女の物語。少女の父親の願いを聞き入れた暗殺者は、少女アケヤを連れて悪魔ムンターファの住む死の国へ向かいますが・
冷徹に見える暗殺者の男ですが、自分の悲しい過去をアケヤに重ねていたようです。アケヤの最後の願いを聞き入れて復活した暗殺者。右目がアケヤのエメラルド色の瞳になっていました。