【絵本】送られぬ娘 [古都デュナルベルグ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
誰にも愛されなかった娘たちの魂を冥界の底へと運ぶ渡し守がいた。
誰にも愛されなかったことを嘲笑われないように…それが彼の使命だった、
しかし彼はその使命にほとほと嫌気がさしていた。これは渡し守の最初で最後の謀反。
飾り窓で飾られた物静かでどこか悲しい物語の絵本をお楽しみください。
表紙+本編50ページの内容となっております。
※注意※ 今回の絵本は少しだけコメディ要素が入っています。
今までの悲しい系のデュナの絵本の雰囲気を期待している人は注意が必要です。
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レビュー
美麗なイラストの絵本です愛を知らずに死を迎えた少女を冥界に送る【一本角】と、その【一本角】に送られることになった少女の物語
とても美麗なイラストと、絵本らしいの語り口が特徴の作品で、絵本として非常にクオリティが高かったですね
しかし、それまで穏やかな絵本調に話が進んでいたのに、突然「ボコにブン殴られ」という文言が出てきて、あまりの不意打ちっぷりに吹きだしてしまいました
しかし、そんなのは実際些細なことで、その後にはさらなる笑いが待っておりました。こんなのずるい(笑)
最後は綺麗に終わりましたが、あのシーンが忘れられません
い話とちょっとした笑いとがちょうどよくブレンドされた絵本でした 一本角の死神のような存在がいたのですがその一本角の者は死んだ娘を冥界へと連れていく役目を持った者でした。一本角はその役目が嫌だったということでそういう人間みのある感じなんだなと感じました。
それでそれが嫌な一本角は娘を隠してしまうということでその役目をやることに対してルールを破ってしまうということです。一本角の感情や優しさなどを感じることができる作品ですね。 愛されていないと感じていたとしても、貴方のことを愛している人はきっといる。
だから命を粗末にしてはいけないよと、教えてもらっているって感じでした。
大事な人だったということは、失ってみて始めてわかるものです。
その気持ちの大切さを学ばせてもらった気もしました。
感動の中に笑いが入っていました。
あの部分のことです。
突っ込みを入れているのがシュールで笑ってしまいました。
渋々ながら納得しているのも面白いです。
こも読みながら吹きました。 誰にも愛されなかった娘たちの魂を冥界に送り届ける役割を担う一本角という存在。
馬の顔に角が生えているのでユニコーンのような出で立ちです。
そんな一本角が、娘は本当に誰にも愛されなかったのかという疑問を持ち、
謀反を起こしてしまう。
今回のエピソードはお笑い要素が含まれているようですが、
読んでいて「このシーンか」と一目でわかった。
ラストシーンで男のお尻に赤いシミがついているところも笑いどころ。
とはいえ、やはり最後は少し物悲し気で、サークルさんらしさは健在ですね。 今回はギリシア神話のカロンみたいな、この世からあの世へ死者を送る、渡し守の一本角のお話。途中まではしっとりしたファンタジーに読み入って、ハラさせられました。
しかし終盤の解決方法に噴いたw一本角さん熱血ご乱心w男のケツについた血の位置的に、ケツ穴に結構ブッスリいったろこれwいってえ!と叫ぶ男の顔も笑いどころ。
冥界の使者「ふざけんなッそんなのアリかよ!?」←読者私と気持ちがシンクロする台詞w
こんな笑かしておいて、ラストはしっとり切なく締めるのがなんかもう色々ずるい。
「恋をするということは、どこまでも愚かになるということだ」この恋愛観好きです。
しかしアレだな、一本角のデザインも伏線だったんだな…w