【絵本】約束と巨像 [古都デュナルベルグ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
声を失った女の子と、天罰を受けた巨像との約束のお話。
飾り窓で飾られた物静かでどこか悲しい物語の絵本をお楽しみください。
全43ページとなっております。
サンプル
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レビュー
薄暗くなりすぎそうな話を巨像のおもしろキャラクターがコミカルな良いお話にしています。「うるさぁあーい!」「毎日、石像になんか話しかけやがって!お前、友達いねえのかよ!」
直球過ぎる指摘で笑ってしまったwお話としては巨象のどんなみっともない姿になっても約束を守ったカッコよさが感動的で、とても良いお話です。
良き友情の物語。巨象、いけおじになりおって…。 この物語の主人公である、青い髪の女の子は、幼少にしてとてつもなく大きな
トラウマを負ってしまいました。何気なく言った母親に投げかけた言葉が、母親に向けて放った最後の言葉になる。その後の女の子は、すっかり変わってしまったのでした。
この女の子が何歳くらいなのかはわかりませんが、このくらいの幼い子供ならこの程度の癇癪はよくあることであるとはいえ、確かにお母さんが心配になる親心もわかるというもの。しかしあまりにも巡り合わせが悪かったのでした。
相手に自分が要求をするワガマな女の子から、頑なに相手に心を伝えようとしない沈黙する女の子へ。ワガマだったころからは反省して成長したとはいえ、そこまでの変化は激しすぎる。しかしお母さんのプレゼントへの思いもよく理解したんだろうと考えると、やはり純粋さが追い込んでしまったのかなと思います。
この時点ではちょっと作風が心配でしたが、第二のキャラである巨像が大きくて怖い見た目なのにすごく愛嬌のあるキャラクター性をしておりまして、作品後半はある程度心持ち明るい作風になっていたので、サンプルで心が抉られた方も是非買ってください。 不幸な出来事で声を失った少女が、巨像と出会ったことによって少しずつ変わっていく話です。
最初は悲運の物語と思いつ読んでいました。
ところが、巨像が単なる巨像ではなく、元神様だったという話が出てきため違った感じになりました。
巨像が変な姿勢を取りながら会話をしているのもそう感じた理由です。
肉体美を披露しているかのような姿勢とい、不思議な話だなと言った時の姿とい、顔は怖そうなのにやっていることがおかしかったせいか笑えました。
おそらくですけど、変な姿を見せることで警戒心を無くそうとしたのでしょう。
少女を笑わせようとしたとも考えられますね。
いずれにしても、巨像が子供好きのい神様であることは確かです。 ある出来事がきっかけで、自分の言葉は呪われていると信じてしまい、一切言葉を話さなくなった少女と、岩できた巨像の物語。日頃のストレスを命無き巨像にぶつける少女ですが、ある日突然巨像が話し始めます。
辛い出来事があった者同士、意気投合する部分があったのでしょうか。少女と巨像の交流に心が温まります。約束が果たされることによって巨像、少女の両方が救われる幸せな結末でした。